住民拠点サービスステーションとは?(ガソリンスタンドの安全性)
「ガソリンスタンドの安全性は◎」
災害発生時の避難場所といえば、学校や公民館などを思い浮かべる方が多いのではないかと思いますが、意外と知られていないのがガソリンスタンドです。
危険物を取り扱うガソリンスタンドを建設するためには、消防法による厳しい建築基準をクリアしなければなりません。したがって、一般の建物より耐震性・耐火性に優れた構造となっています。
基本構造は、石油製品のタンクが地下に埋められており、地盤は厚いコンクリートに覆われています。ですから、地表で火災が発生した場合でも、燃え移ることはありません。
よって大きな地震の際には、一次避難としてガスリンスタンドに逃げ込む事は正解なのです。
「住民拠点サービスステーションとは?」
街のガソリンスタンドで、自家発電設備を設け、災害時に早期復興に役立てるため、資源エネルギー庁と契約を結んでいる場所の事を、住民拠点サービスステーションと呼びます。
(西三河地区で146箇所、岡崎市33箇所)※令和5年8月31日現在
①非常用電源を備えているため、大規模停電時でも運営可能。
給油所の安全が確認でき次第、営業を継続し、地域住民への給油を実施
②災害時にWEB上で運営状況が確認できる
災害時にガソリンスタンドが、大行列になる映像を見た方も多いと思いますが、停電時は上記の住民サービスステーションでないと給油ができないので、注意が必要です。
また災害時に車にのっていた場合、道路の状況が問題なければ、ガソリンを給油してから帰宅する事をオススメします。また日頃からも、メーターが半分くらいになったら満タン給油する事を心がけましょう!
冬場や夏場の災害時はエアコンが使えなくなる場合が多いので、車が非常に重宝するケースが多いです。少し手間にはなりますが、給油はまめに行いましょう!
フクプロ株式会社
防災士/災害備蓄管理士
佐藤