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ガスの節約方法 その① 「キッチン編」

さまざまな物価があがり、ご家庭での負担が増えていますが、ちょっとした事でガスの節約ができますので、是非ご参考にして頂ければ幸いです。

キッチンでは、次の4つの節約方法を試して節ガスを試してみましょう!

  1. 火力を調整する
  2. 鍋に蓋をする
  3. 圧力鍋を使う
  4. 予熱調理を活用する

1.火力を調整する

火力調整のコツとしては、鍋底から炎がはみ出さないように調整することです。炎が鍋底からはみ出していると、その部分のガスは完全に無駄になってしまいます。理想的な炎の大きさは鍋底の直径の60%程度と言われています。たとえば、直径20cmの鍋であれば、炎の広がりは12cm程度に抑えるのが効率的です。

また、同じ火力でも青い炎になるように調整することも大切です。黄色い炎は不完全燃焼の状態であり、効率が悪いだけでなく、一酸化炭素中毒の危険性もあります。ガスコンロの空気取り入れ口が油や汚れで詰まっていないか定期的にチェックし、青い炎で調理するよう心がけましょう。

2.鍋に蓋をする

蓋をしない状態で調理すると、熱の約70%は空気中に逃げていくと言われています。これは言い換えれば、使用するガスのエネルギーが無駄になってしまっているという事です。蓋をするだけでこの熱の損失を大幅に減らすことができ、同じ調理でもガス使用量を約30%も削減できる可能性があります。
お湯を鍋で沸かす場合、蓋をしないと約8分かかるところが、蓋をすれば約5分で沸騰します。これは単に時間の節約になるだけでなく、ガス消費量も3分間分削減されることになります。

また、ガラス製の蓋であれば中の様子を確認しやすく、何度も蓋を開ける必要がありません。蓋を開けるたびに熱が逃げてしまうため、調理の進行状況が見えるガラス蓋を使うことも節約につながります。
ただし、吹きこぼれが心配な料理もあるでしょう。そのような場合は全開にするのではなく、少しだけ隙間を開けるようにすると、吹きこぼれを防ぎながらも熱の損失を最小限に抑えることができます。
料理の種類によっては蓋をしない方が良い場合もありますが、特に水分を多く含む料理(煮物、スープ、パスタを茹でるときなど)では、蓋を活用することをおすすめします。

3.圧力鍋を使う

圧力鍋はキッチンに欠かせない省エネ調理器具の一つです。高圧力下で調理することで調理時間を大幅に短縮でき、それに比例してガス代も削減できます。
圧力鍋の仕組みは、密閉された鍋の中で水蒸気の圧力を高め、通常よりも高い温度(約120℃)で調理することにあります。この高温・高圧状態により、調理時間が通常の1/3から1/5に短縮されるのです。例えば、じゃがいもを茹でる場合、通常の鍋では約20分かかるところが圧力鍋では約5分で完了します。これは直接的にガス使用時間の削減につながり、ガス代を最大70%節約できる可能性があります。

4,予熱調理を活用する

余熱調理は、調理の終盤に火を消し、残っている熱だけで料理を完成させる方法です。この簡単な習慣を取り入れるだけで、ガス使用量を削減しながらも、美味しく調理することができます。

余熱調理の基本的な原理は、調理器具や食材自体が蓄えた熱を最大限に活用することです。例えば、沸騰したお湯でパスタを茹でる場合、通常は沸騰状態を保つために最後まで火をつけたままにしますが、余熱調理では茹で時間の1〜2分前に火を止め、蓋をして残りの時間は余熱で茹でるのです。これだけで1回の調理あたり約20%のガスを節約することができます。

余熱調理を成功させるコツは、適切な調理器具を選ぶことです。熱伝導率が高く、熱保持性に優れた厚手の鍋を使うことで、より長時間余熱を維持することができます。

また、余熱調理の際には必ず蓋をすることが重要です。蓋をすることで熱の逃げるスピードが大幅に遅くなり、より長時間温度を維持することができます。

まずは簡単にできる事からスタートしてみてください!

フクプロ株式会社
スタッフ一同

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